広島ドラ6・矢野 入寮に野球日誌50冊持参 大学4年間つづる「ノート見返す」
広島の新人7選手が8日、廿日市市の大野寮に入寮した。ドラフト6位・矢野雅哉内野手(22)=亜大=は、大学1年時から記してきた野球日誌50冊を全て持参して入寮した。
大学ノートに日々の思いをつづってきた積み重ねが、4年間で膨大な量になった。50冊はチーム内で最多だったという。お気に入りは48冊目。「4年生のリーグ戦、最後のカードで勝てば優勝という期間のもの。大事に持っています」と振り返る。
表紙の「意地」という言葉には「キャプテンでチームを引っ張っていく立場だったので、自分が弱ってしまってはチームが崩れてしまう。自分がどれだけ悪くても意地を見せて、という気持ちで書きました」と明かした。
本格的に始まるプロ野球人生。「1年目は苦しいこと、悩むことがたくさんあると思うので、野球ノートを見返して大学時代のことを思い出せれば」。かけがえのない時間を将来の指針にしながら、大きく羽ばたく。