広島 新外国人・バード獲得 最速154キロ左腕で“新方程式”だ

 広島は26日、新外国人選手としてカイル・バード投手(27)=前レンジャーズ傘下=と契約合意したと発表した。契約金約1040万円、年俸約4160万円プラス出来高払い。背番号は未定。19年はレンジャーズで12試合に登板。左のスリークオーターで、最速154キロの直球とスライダーが決め球だ。球団は救援陣強化として獲得した。チームは既にクロンとネヴァラウスカスの2人と契約合意しており、新外国人の補強は終了した。

 バードが救援陣の選手層を厚くする。身長190センチの大型左腕は、最速154キロの直球と切れ味鋭いスライダーが武器。球団を通じ「自分ができる事の全てを出し切り、広島の街とファンの皆さまに優勝を届けたい」とコメントした。

 メジャーでは、19年にレンジャーズで12試合に登板。0勝0敗1セーブ、防御率7・82。マイナーの通算は214試合で20勝8敗23セーブをマークしている。球の力強さを評価しての獲得だ。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今季のマイナーリーグは中止。左腕の公式戦登板は一度もない。それでも獲得に踏み切れたのは、駐米スカウトの存在があったからだ。

 現在の状態を見極めるため、エルドレッド氏がバードの家を訪問。ブルペン投球を撮影し、スカウト陣や球団内で確認した。実戦登板はなくてもコンディションを維持していたたため、戦力になれると判断した。

 今季の逆転負けは20試合あった。勝利の方程式を最優先に、中継ぎ陣の再建がチームの懸案事項だ。「右打者の内角に投げきれる。右打者の方が打ちにくいのでは。攻めの投球ができるし球のキレが良い」と球団首脳。新たなピースとして期待は膨らむ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス