広島・遠藤、毎回の6者連続含む10K 直球の精度不調も変化球で圧巻6回0封!

 「フェニックス・リーグ、広島8-1巨人」(19日、天福球場)

 広島の遠藤淳志投手(21)が圧巻の奪三振ショーで貫禄を見せつけた。巨人戦(天福)に先発し、6回を2安打無失点と好投。6者連続三振を含む計10奪三振と相手打線を寄せ付けなかった。直球が思い通りに投げられなくても、変化球の割合を増やし、試合をつくることができた点を収穫に挙げた。

 圧倒した。鋭い変化球に、巨人打者のバットは空を切り続けた。遠藤が毎回の10奪三振、2安打無失点で6回を投げ終えた。「低めに集めることができた結果」。4日の巨人戦後、初めての登板で大きな存在感を示した。

 奪三振ショーは三回1死で山瀬を空振り三振に仕留めてからだ。立岡、山本、八百坂、ウレーニャ、香月。回をまたぎながら、6者連続で三振を奪った。決め球は大半がチェンジアップなどの変化球。直球の制球が良くないと判断し、変化球の割合を増やした結果だ。

 1軍では、状態の良しあしにかかわらず、試合をつくることが求められる。「真っすぐが悪かったけど、他の球種が思ったように投げられた」。初めて1年間、ローテを守り続けたことによる疲労がないとは言えない。投球の幅を広げてみせた登板、成長の証しだった。

 今リーグでの先発は残り1試合の予定。この日、本調子ではなかった直球の制球やシーズン中からの課題である立ち上がり、球数を少なくする投球をテーマにマウンドに上がる。

 「一つでも二つでもレベルを上げたい。さらに成長できるようにと思って今リーグに臨んでいるので」。2桁勝利を来季の目標に掲げる。さらなる飛躍へのきっかけをつかむため、今年最後のマウンドに向かう。

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