広島・大盛 来季につながる先制V打「投げミスしっかり叩けた」

 「中日0-3広島」(1日、ナゴヤドーム)

 必死で食らいつき結果を残した。0-0の二回1死満塁。広島・大盛が先制の中前適時打を放つ。新人王を目指す森下の背中を押した先制点。「10勝を懸けた大事な試合。何とか(走者を)かえすつもりだった」と充実感をにじませた。

 捉えたのは甘く入った変化球。逆方向を意識し、打球は遊撃手・京田の頭上を越えた。初回の先頭では膝元への同球に空振り三振。「投げミスをしっかり叩けた」。2度目の対戦では同じ轍(てつ)を踏まず、確実に失投を仕留めた。

 この日は5打数1安打1打点で3三振。今季の三振数は46に増え、三振率・324となった。三振の多さについては「低めの球を振らせようする投球をしてくる」と分析する。

 誘い球への対応力が1軍を経験したからこそ見えた課題だ。「来年は同じことをしてはいけない。しっかり見逃せたり、ファウルにしたりできれば」。持ち味の積極的なスイングを継続しながらレベルアップを目指す。

 今季は育成から支配下登録され、初昇格した7月24日以降は1軍に帯同。70試合に出場している。疲労回復には「しっかり寝ることやオレンジジュースとか、体にいい物を取って」努めているという。初めて経験する1軍での戦い。残り少ないシーズンも来季の飛躍につなげるための戦いだ。

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