広島・誠也 豪快24号 10月5本目量産気配!トップの阪神・大山に2差

 「広島5-0中日」(18日、マツダスタジアム)

 左手一本でバットを高く掲げ、悠然と歩いた。赤く染まった日曜日のデーゲーム。本拠地に笑顔の花を咲かせ、本塁打王争いへ堂々と“出馬”する一撃。広島・鈴木誠が24号3ランを放ち、7連勝中だった中日を沈めた。

 1-0の五回2死一、二塁。清水に初球、2球目と内角を攻められ、3球目は真ん中の変化球をファウル。その後2球続けて懐を突かれたが、動じない。フルカウントからの6球目、腕をうまくたたみがら内角高め直球を振り抜いた。

 力と技と気持ち。全てを凝縮させた一打は左越えへの3ランとなった。内角攻めを攻略しても「そういう配球もあるので、これからもしっかり対応できるように」と慢心はない。1試合2発を放った16日の同戦以来、2試合ぶりの一発は今月5本目。本塁打王争いでトップに立つ阪神・大山に2本差に迫った。球団では14年のエルドレッド以来、日本選手では05年の新井以来、15年ぶりの本塁打王獲得も射程内だ。

 背番号1は「今のチーム状況でも、球場に見に来てくれている人たちのために、少しでも喜んでもらえるように頑張ります」と鯉党を満足させる打撃に意気込む。佐々岡監督も「いいところで打っている。シーズンも残り少ないけど今のまま、行ってほしい」と期待を寄せた。残り試合、豪快なスイングで主砲がファンを魅了する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス