広島 K・ジョンソン開幕6連敗 佐々岡監督「当然」と2軍再調整を否定

 「DeNA3-2広島」(27日、横浜スタジアム)

 思いがけない一打だった。本塁後方へベースカバーに向かった直後、広島のK・ジョンソンはうつむき、肩を落としてマウンドに歩を進めた。痛恨の1球は井納へ投じた初球。ど真ん中への直球が今季6敗目につながった。

 2-1の四回だ。柴田に四球を与えて1死一、二塁となり、打席には井納。慎重さが求められる四球後の初球が甘く入り、右中間へ逆転の2点適時二塁打を浴びた。佐々岡監督は「(それまで)ストライク先行で我慢していたんだけど、もったいなかった」と振り返った。

 6回6安打3失点で6つ目の黒星。広島投手の6連敗は13年の大竹以来になる。開幕からに限れば07年の青木高以来だ。

 開幕から9戦未勝利。かつての沢村賞投手が長いトンネルから抜け出せない。それでも首脳陣は光明を見いだしている。沢崎投手コーチは「いろいろやって積み重ねている。前回登板からだいぶ強い球を投げられている」と手応えを感じていた。

 2軍での再調整はない。今後を問われた指揮官は「当然。1つ勝てば変わる」と期待した。悔しさを押し殺し、無言で球場を後にしたK・ジョンソン。次回、節目の今季10試合目のマウンドで白星をつかみ取る。

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