広島は投手と野手が一丸となって絡み合わなければ浮上は難しい 北別府氏の視点

 最下位に沈む広島は、18日からのDeNA3連戦で2敗1分けに終わった。前節の阪神戦から3連敗で借金は「7」となった。デイリースポーツウェブ評論家の北別府学氏は、20日に先発し5敗目を喫したK・ジョンソンに提言をする。また、21日から首位・巨人との戦いについても言及した。

 先発したK・ジョンソンは四回につかまり3失点。結局5回1/3、4失点で5敗目を喫した。先発8試合でいまだに勝ち星がない投球に北別府氏は「立ち上がりはいいけど、前回同様にちょっとしたきっかけで崩れている。打線が先制点を取れないのもあり、1点もやれないという気持ちで投げている。1、2点は大丈夫という気持ちで投げれば違うだろうが…。久しぶりにマスクをかぶった石原が間合いを取っていたけど、なかなかうまくいかなかった」と分析した。

 今後について「どうしても必要な投手。投手陣の台所事情が許せば、2軍に行って走り込んだ方がいい」と再調整をすすめた。技術的には「ボールが来ないとかではない。四回以降、低めにいけばボールになり、追い込んで高めにいった球を痛打された。踏み込んだ足が伸びて、重心が高くなっている。スタミナ不足だろう。内角低めに決まる投球で凡打や三振に打ち取る本来の姿を見せてもらいたい」と話した。

 チームは借金が「7」となり苦しい戦いが続く。首位・巨人戦は「頭を取りたい。これ以上負けるとチームの雰囲気も悪くなる」と先手必勝を掲げた。そのためには「攻撃陣がしっかり先に点を取ることが一番だろう」と打線の奮起を願った。

 DeNA戦で2本塁打を放つなど好調だった堂林を例に挙げ「右に追っつける形、それを心掛けているから結果が出る」と、他の選手にも逆方向への意識を持つ必要性を説いた。「打線が一つにならないことには点に結びつかない。投手陣の踏ん張りとバッターが確実に点を取りにいくチームバッティングを見せてほしい。投手と野手が一丸となって絡み合わなければ浮上は難しい」と、巨人戦を前にゲキを飛ばした。

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