「広島１－１０ＤｅＮＡ」（２０日、マツダスタジアム）

　広島の堂林翔太内野手（２９）が２試合連続となる第１０号ソロ本塁打を放った。

　０－３とリードされて迎えた五回１死。ＤｅＮＡ・先発のピープルズの内角高めに甘く浮いた１１８キロカーブを完璧に捉えた。２０１２年（１４本塁打）以来、８年ぶりの２桁弾に「キャンプでは肩口からの変化球を打てていない課題があった中でいい反応で打つことができました。自分の中でも大きな一歩になりました」と球団広報を通じてコメントした。

　２試合連続本塁打は２０１４年４月１８日～１９日のＤｅＮＡ戦（横浜）以来となる６年ぶり。

　一時は打率・４４６まであったが、約１カ月間で１割以上落ちた。不振に陥っていたが、１８日の同戦で１８打席ぶりの安打を記録して以降、再び息を吹き返した。この日も七回に２死から平田の初球を左前に運び、２試合連続マルチ安打を記録した。「練習でもいい感じで打てている。それが素直に試合でも出せた」と復調の要因を明かした。

　チームは引き分けを挟んで３連敗を喫した。「とにかくチームが勝てるように頑張るだけです」と堂林。必死のプレーで最下位に沈むチームを救う。