カープ九里、7回0封や~っと勝った 5戦連続勝ちなしのうっぷん晴らす

 「広島6-1中日」(10日、マツダスタジアム)

 勝利の女神が、やっとほほ笑んだ。3点リードの七回。広島・九里亜蓮投手(28)は無死一、二塁のピンチを迎えた。「変に1点をやらない気持ちより、一人、一人と勝負していった」。最後は2死一、三塁で大島が放った一、二塁間への打球を松山が横っ跳びで好捕。最大のヤマ場を切り抜けると、グラブをたたいて喜んだ。

 1点リードの三回は2死二、三塁で阿部を迎え、外角ギリギリに141キロ直球を投げ込んで見逃し三振。前回対戦で一発を浴びている相手を仕留め、主導権を握った。7回6安打無失点で6月24日の巨人戦以来、6試合ぶりの白星で2勝目。「ゾーンの中で勝負していくことを心掛け、ある程度できた」と納得顔だ。

 7月28日の中日戦では勝敗は付かなかったが、7回1失点。その週は大瀬良が登録抹消中だった。大瀬良と同期入団の九里は、エース不在での6連戦を前に「僕とは全然立場が違うけど、同い年として大地が帰ってくるまで、しっかりとした投球をしたい」と意気込んでいた。

 2人が白星を重ねていけば、チームの上位進出も見えてくる。佐々岡監督は「気合が入っていた」と九里の気迫に目を細めた。「1年間、ローテを守ったことがない。今年は試合数が少ないけど守り切りたい」と力を込めた右腕。この白星を機に、波に乗っていく。

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