広島・佐々岡監督 K・ジョンソン「今日はキレがなかった」開幕6戦白星なし
「ヤクルト9-5広島」(6日、神宮球場)
打者を圧倒するような、かつての姿はなかった。毎回、許した先頭打者が失点に結びつく。3回7安打5失点(自責点4)。広島のK・ジョンソンは、またしても今季初白星を手にすることはできなかった。
試合後、助っ人はこの日も報道陣にノーコメントを貫き、無言のまま球場を後にした。
球が荒れ、制球が定まらない。初回、青木に許した先制の中前適時打は、真ん中付近のツーシーム。二、三回の失点も四球が絡んでのものだった。三回までに5失点。チームに重くのしかかった。
来日6年目で初めてとなる開幕から6試合連続で白星がない。今季は、要所で踏ん張り切れず毎試合失点を重ねる。防御率は5・81まで膨らんだ。
「きょうは球のキレがなかった。前回、復調の兆しを見せてくれたんだけど…」と佐々岡監督。7月16日には1軍選手登録を抹消され2軍で再調整した。良い状態を持続できない姿がもどかしい。
4日から9連戦が始まった。次回は、10日からの中日3連戦での先発が予想される。実績と経験は十分。大瀬良と共に先発の柱として大きな期待と責任を背負う。左腕の復調が巻き返しを目指すチームには欠かせない。