広島・遠藤が6回1失点9K 背水のマウンドで力投
「中日-広島」(12日、ナゴヤドーム)
広島の先発・遠藤淳志投手(21)は6回を投げて5安打9奪三振1失点。今季初勝利の権利を手にして中継ぎ陣にバトンを託した。
初回2死から3番・福田、続くビシエドに連打を許してピンチを招いたが、5番・木下拓をカーブで空振り三振。立ち上がりを乗り越えた。
三回安打と四球で無死満塁とされたが、ビシエドの犠飛による1点だけに封じた。直球にスライダー、カーブを織り交ぜ、チェンジアップを低めに制球して投球を組み立てた右腕。五回と六回は2イニング続けて三者凡退に片付け、毎回の9奪三振で主導権を相手に渡さなかった。
遠藤は前回登板した5日の阪神戦(マツダスタジアム)で5回を投げ、3本塁打を含む6安打7四死球で8失点と大炎上。背水の陣だった敵地のマウンドで役割を果たし、戦況を見守る。




