広島が“鬼門”のナゴドで白星発進 佐々岡監督「理想の形」

完投勝利を挙げた広島・大瀬良(左)を出迎える佐々岡監督(中央)=撮影・立川洋一郎
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 「中日1-4広島」(26日、ナゴヤドーム)

 広島が中日に完勝し、昨季4勝8敗と鬼門だった敵地・ナゴヤドームで白星発進を決めた。

 先発の大瀬良は9回8安打1失点。132球の力投で最後までマウンドを守り切った。「チームのために、と思って初回からマウンドに上がった。何とか最後まで投げることができて良かったかなと思います」。開幕から2試合連続完投は、球団では84年の北別府学氏以来となった。

 九回は2死満塁のピンチを背負ったが、途中から三塁に入った三好が平田の打球を横っ飛びでグラブに収め、間一髪で一塁をアウトにした。開幕戦でも好守備でチームを救ったいぶし銀に、佐々岡監督は「いい仕事をしてくれた」とうなった。

 打線は4番・鈴木誠が2打席連続本塁打。開幕から7戦5発で「いい結果が出てくれている」と主砲。これで打率・462、5本塁打、9打点とリーグ三冠王に躍り出た。5番・メヒアも今季1号を放ち、終わってみれば13安打で、2桁安打は今季5試合目。攻撃陣の活発さが目立っている。

 エースが投げて、4番が打っての勝利に「理想の形だったと思う」と指揮官。再びチームが加速しそうな1勝となった。

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