初の2軍スタートの広島・野村、6回1失点で早期1軍へ弾み「早く上がれるように」

 「ウエスタン、広島3-2中日」(19日、由宇)

 ウエスタン・リーグが19日、開幕した。広島は由宇で中日と対戦し、3-2で逆転サヨナラ勝ちを収めた。プロ9年目で初の開幕2軍スタートとなった先発の野村祐輔投手(30)は被安打7も要所を締めて6回1失点。早期1軍昇格へ弾みをつけた。

 大雨に打たれながらも懸命に腕を振った。「前半打たれてランナーが出るケースが多かった。そこが反省です」と立ち上がりを悔いた。

 四回まで毎回安打を許す苦しい投球。四回1死から石岡に右翼線三塁打を打たれ、石橋の適時二塁打で同点にされた。「点を取られた回は単調になりすぎた。もっとバリエーションがあれば」。1死二塁から続く伊藤康に中前に運ばれたが、大盛が本塁へ好返球。二走を刺すなどバックももり立て、最少失点で切り抜けた。

 球速は最速141キロ。6回で被安打7と満足いく内容ではなかったが、要所を締めて1失点。「球数が多くなってしまった」と課題を挙げたが、さすがの修正力を示した。

 春季キャンプ第1クールに右ふくらはぎを痛め、プロ9年目で初の開幕2軍となった。「早く1軍に上がれるようにしたい」。今後も2軍で結果を残し、シーズン途中での1軍ローテ入りを目指す。

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