鯉戦士、燃えてきた 6・19開幕決定!王座奪還へ佐々岡監督「気持ちも新た」

 プロ野球は25日、オンラインで臨時12球団代表者会議を開き、セ、パ両リーグ公式戦の開幕日を6月19日と決定した。当面は無観客開催で、シーズンは120試合を予定している。広島は開幕から4カード全て関東圏とナゴヤドームで戦う見込み。佐々岡真司新監督(52)を船頭にしたチームは、敵地から王座奪還へ向けて船出する。

 誰もがこの時を待っていた。6月19日、ついに20年シーズンの幕が開ける。当初3月20日から約3カ月遅れ。カープは佐々岡監督の下で王座奪還を目指す。指揮官と選手会長の田中広は、高ぶる感情を抑えながら言葉を紡いだ。

 佐々岡監督「はっきりとした日程が決まったので、気持ちも新たにそこに向けてしっかり準備していく」

 田中広「日程が決まったので、その日に向かって全力で調整するだけ。その中で、まだまだ油断できない状況なので、一人一人が自覚を持った行動をして開幕に備えたい」

 この日、開幕カードを含めた日程は発表されなかったものの、今季は移動に伴う感染拡大のリスクを下げるため変則的なスケジュールになりそうだ。

 セ・リーグは巨人とヤクルトが東京に、DeNAが横浜に本拠地を置くため、開幕からは関東の試合を集中的に行う日程を組むとみられる。カープは開幕から4カード全てを、関東圏とナゴヤドームで戦う見込みとなった。

 4カード連続の“死のロード”は、スタートダッシュを狙うチームにとって最初の試練だ。無観客とは言え、敵地での戦いでは、練習場所や時間に制限があり、地の利を生かすことはできない。

 さらに住み慣れた自宅とは違い、宿舎と球場を往復する生活。気分転換は、決して簡単ではないはずで、メンタル面を充実させるのにも工夫が求められそうだ。今季の試合数は120試合と少ない。これまで以上に開幕直後から波に乗れるかが、シーズンを左右しかねない。

 この日のチーム練習では、投内連係など確認を入念にした。29、30日には紅白戦を実施。6月2日からはオープン戦にあたる練習試合を2週間にわたり計12試合を行う。開幕投手が決まっている大瀬良は「どこが相手でも最大限の力を出せるように準備をしたい」と前を見据えた。

 敵地での戦いを「一体感」で乗り越えれば、絆はさらに強くなる。心を一つにして、Vロードを歩む。

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