広島・大瀬良「スイッチは入った」 開幕日の設定に見通し本番モードで調整へ

 広島の大瀬良大地投手(28)が12日、前日の12球団代表者会議で6月中旬から下旬の開幕日を設定する見通しが示されたことを受け、本番モードで調整を進めていく考えを示した。2年連続の開幕投手へスイッチが入り、練習強度を上げて加速していく。

 ようやく差し込んできた一筋の光。大瀬良の表情にも自然と笑みがこぼれていた。

 11日、日本野球機構(NPB)の12球団代表者会議が開催され、6月中旬から下旬の開幕を目指す見通しとなった。最短で6月19日とみられ「そういう形になっていくのであれば、そこに調整していきたいと思う。少しずつ練習の強度も上げているので継続してやれることをやっていきながら備えたい」と前向きな姿勢を示した。

 1勤1休の限られた時間の中で工夫を凝らしながら、状態維持に努めてきた。2年連続となる開幕投手が決まっているが「気持ち的な難しさは感じていた」と開幕が不透明の中、モチベーションの維持は容易ではなかった。それだけに「日程がぼんやりとでも出ることで調整もやりやすいというか。方向性も定めやすい」とひとまず安どした。

 新型コロナウイルス感染拡大による影響は大きい。球宴は史上初めて中止となった。大瀬良は18、19年に出場し、昨年は第1戦(東京ドーム)で先発を務めた。「せっかくなら選ばれたいなとは思った。残念な気持ちはある。ファンの人も楽しみにしていたと思いますが、仕方ないですね」と受け止めた。

 この日は、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で分離練習に参加。チームは今月下旬頃から紅白戦を行う予定でいる。「状態を上げても問題はない。目標に向けてやっていく気持ちのスイッチは入った」とギアを上げ、本番モードに突入することを宣言した。

 「来年以降はこれまで通りの形でできることを願いながら、今年はそういう形で頑張りたい」と一刻も早い収束を願った右腕。大役を務めるエースとして、来る開幕に向けて照準を合わせていく。

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