広島・佐々岡監督、休日返上で分割練習を視察 スタンドから菊池保、塹江に熱視線

 広島の佐々岡真司監督(52)が24日、マツダスタジアムでの分割練習を視察した。チームは現在、2班に分かれ1勤1休。首脳陣も担当班が決められており、指揮官はA班だ。この日はB班の練習日。菊池保、塹江、遠藤が本拠地のマウンドで投球練習するとの報告を受け、スタンドから注視した。

 午後のマツダスタジアムに佐々岡監督の姿があった。バックネット裏のスタンドに腰を下ろすと、投手陣の動きに目を配った。自身は休日だったが、マウンドで投球練習する報告を受けていたため視察した。

 「外で投げるということだったから。せっかくメインでできるのでね」

 最初に菊池保が投球練習を開始。2番目に塹江が投げ、最後は遠藤が久しぶりに本拠地のマウンドに立った。

 遠藤は、指揮官の熱視線を力に変えて横山投手コーチからフォームの修正点を指摘されながら86球を投げた。終盤には、横山コーチが打席に立ち実戦を想定した。

 佐々岡監督が開幕ローテ候補右腕の投球練習を直接見るのは、久しぶりだ。「左足の軸をしっかりさせるとか。いろいろ意識しながらやっていたなと見えた」。試行錯誤しながらフォーム固めに励む若鯉。この期間を効果的に使ってのレベルアップに期待している。

 全国に緊急事態宣言が発令されたことを受け、チームは現在、A班とB班に分けられ1勤1休の分割練習を取り入れている。密閉、密集、密接の“3密”を徹底的に防止し、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためだ。この日はB班の野手が午前、投手が午後から練習した。

 佐々岡監督はA班を担当する。スタンドから視察したように、人同士の距離を確保する「ソーシャルディスタンス」を徹底。球場内でも選手と接触することはなかった。

 新型コロナウイルス感染拡大の終息が見通せない中、前日23日にオンラインで行われた12球団代表者会議では、今季の開幕が無観客となる方向性が固まった。

 「監督かどうかわからなくなってきたよ」

 帰宅前には、苦笑いしながら、冗談交じりに言葉を紡いだ。それでもチームの船頭としてコーチ、選手への信頼は変わらない。「今は各担当に任せているから。別に(心配は)ないよ」。佐々岡監督は真っすぐと前を見つめながら力を込めた。

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