広島ドラ1森下 カーブ修正 遅球操り自己最長6回2失点 “東六新人対決”郡司2K

 「練習試合、中日9-8広島」(22日、マツダスタジアム)

 広島のドラフト1位・森下(明大)はカーブを巧みに操りながら、中日打線と対峙(たいじ)した。「変化球が良ければテンポも出る。全部につながっている」。140キロ台後半の直球とメリハリをつけた投球。自己最長となる6回を8安打2失点にまとめた。

 六回無死一塁でビシエドを迎えた場面。99キロの遅球で目線をかわし、最後は148キロの速球で詰まらせて二ゴロ併殺打。「それが使えたから真っすぐが生きた」と佐々岡監督。カーブの制球に苦しみ、4回7安打5失点だった前回15日のソフトバンク戦からきっちり修正してみせた。

 楽しみな対戦があった。東京六大学でしのぎを削った中日ドラフト4位・郡司(慶大)との勝負だ。「大学のときはよく打たれた。今回はしっかりと抑えられて良かった」。二回はカーブ、五回は直球で2打席連続見逃し三振に仕留めた。

 相手先発は高校日本代表でチームメートだった小笠原。最高峰の舞台で同学年の選手と戦える喜びを感じ、力に変えた一日だった。

 “プロ初打席”となった三回無死一塁では、送りバントを決めて好機を広げた。「(開幕へ向け)しっかり準備をして結果を残したい」。開幕ローテの一人。本番で白星をつかみ取るためのマウンドは続く。

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