広島ドラ1森下は変化球の精度が高い 通算213勝の北別府氏が太鼓判

キャンプを終えマツダスタジアムでの練習。投内連係で軽快な動きを見せる広島・森下暢仁
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 広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=が、8日のオープン戦・西武戦(マツダスタジアム)で先発する。開幕ローテ入りを確実にし、開幕第3戦となる3月22日・中日戦(マツダスタジアム)で先発することも濃厚となっている。広島の元エースで通算213勝を挙げたデイリースポーツウェブ評論家の北別府学氏は、変化球で勝負できる投球に太鼓判を押した。

 森下は1日のオープン戦・中日戦(ナゴヤドーム)で3回1安打無失点と好投した。北別府氏は「前々回(2月22日・ヤクルト戦)はオープン戦初登板初先発ということで緊張感もあって初回に失点した。中日戦は2番手で流れに乗ったこともあり、内容も良かった」と評価した。

 中日戦では直球も150キロを計測。「まっすぐもいいんだけど、変化球でストライクをとることができるからゲームを作ることができる」と、変化球の精度の高さに注目した。「変化球でうまく攻められない投手は、カウントを整えることができないし、フォアボールも多くなる」と話した。

 精度の高い制球力で勝ち星を重ねた北別府氏は「ゲームを作ることができる投手は、自分の持ち球というよりカウントを3-2まで使って6球目にしっかりストライクをとることができる。森下は緩いカーブでストライクをとることができるし、自信もあるようだ。一本立ちできる投手は、どういう球がいくかも計算でき、低めを狙って高くなったとしてもその誤差は少ない」と、自身の投球スタイルと重ね合わせて見ていた。

 開幕カード第3戦の先発には「開幕カードではあるが、3戦目は楽なときになる。相手投手も初戦より弱いわけで、味方打線も得点でき可能性が高まる。そういうところで勝たすことができれば、自信もつくだろう」とうなずいた。

 オープン戦初戦の初回に失点しながら二回以降は立ち直り「らしさも見せた」といい、「2戦目は評判通りの投球。投げる度に新しい森下を見させてもらっている」とルーキー右腕に大きな期待を寄せていた。

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