カープ岡田、151キロ中継ぎデビュー 佐々岡監督評価「シートより球威」

 「広島紅白戦、白組5-2紅組」(10日、天福球場)

 上々の中継ぎデビューだ。広島の岡田明丈投手(26)が三回から2番手で登板し、2回を無安打1四球で無失点と好投した。直球は最速151キロを記録。120キロ台のカーブも織り交ぜ、緩急を使った投球で打者を手玉に取った。

 中村奨は二飛に打ち取り、田中広の打球も力なく一塁手・メヒアの前に転がった。武器の直球は威力十分。さらに「狙ったところに、しっかり投げられた」と課題の制球力に一定の手応えを感じ取った紅白戦登板だった。

 昨季は先発でわずか3試合の登板に終わった。佐々岡監督は、短いイニングでも投げられると判断し、中継ぎへの配置転換を決断した。「前回のシート打撃登板より球威もあって良かった」と指揮官。救援陣の再整備へ期待する存在だけに胸をなで下ろした。

 先発と中継ぎでは、登板への準備過程が異なる。岡田は「まだブルペンでの過ごし方が難しい」と一岡や横山投手コーチに助言を求めた。最善の準備を終えてマウンドに上がるためのルーティンを確立するのも今後のテーマだ。

 「中継ぎは投げミスが許されない。そこを意識しながら、持ち味の真っすぐで勝負をしていきたい」。13日からの沖縄2次キャンプでは対外試合に臨む。新たな役割を全うし、ポジションをつかみ取るために右腕を振る。

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