残留決めた!菊池と一問一答「また赤いユニホームでやりたい気持ちあった」

 ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた広島の菊池涼介内野手(29)が27日、マツダスタジアムで記者会見し、カープ残留を表明した。米球団との交渉期限が来年1月3日午前7時(日本時間)と迫る中、年越しを待たずに結論を出した。4年12億円プラス出来高で契約を更改。来季、不動の二塁手はリーダーとして先頭に立ち、V奪回と日本一を目指していく。以下、菊池と一問一答。(金額は推定)

  ◇  ◇

(会見の冒頭)

 「ポスティングを認めてもらい、申請をしてもらって約3週間。残りわずかな期間となりましたが、本日カープ球団と残留の交渉をいたしまして、残留することを決めました。ファンのみなさま、また来年からよろしくお願いします」

 -決断に至った経緯は。

 「自分の夢を実現しようと、動いてくれたカープ球団の方には、わがままなお願い事をいっぱいしてきました。それを聞いてくれて、こういうふうに挑戦するところまでこられた事実は、本当に球団の方にはすごく感謝してます。その中でFA市場の動きが遅いこともあり、この状況が続くのであれば、僕の思いをくんで快く送り出してくれた球団に早く残ると伝えた方がいいなと思い、決断に至りました」

 -残留を伝えた球団の反応は。

 「『素直に喜んでいいのか、どんな反応をしていいのか分からないけど、本音としてはありがとう』という言葉をもらいました」

 -ファンも動向を気にしていた。

 「本当にお騒がせしましたけど、本日をもって契約を結んだので、来季も赤いユニホームを着て、ファンのみなさんの前でプレーできることをうれしく思っています」

 -佐々岡新監督で臨む2020年。

 「監督とはまだそんなに詳しい話はしていないので、どういう働きかけが一番いいのか、迷っているところは正直あります。先ほどオーナーとお話をしたときに、いろんなご注文がありました。それを含めて監督と話を詰めて、どういうふうな方針でどういうふうに働きかければいいのか、それを実行できればいいと思っています。3連覇した後、ゆっくりする時間が多くて、幸せな時間を過ごしていたんだなとあらためて思い知らされた。現実に戻って、一からやり直さなければいけないという気持ちにもなりました。また新たな気持ちで挑戦者として戦い抜いていきたい」

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