緒方監督イライラMAX…今季2度目会見拒否 昨秋日本Sから鷹に6連敗

 「交流戦、広島2-4ソフトバンク」(8日、マツダスタジアム)

 広島が3連敗で交流戦2カード連続の負け越しを喫した。昨秋の日本シリーズからソフトバンク戦は6連敗を喫し、緒方孝市監督(50)は試合後、今季2度目の“会見拒否”。巨人も敗れ、2・5ゲーム差は変わらないが、最大14もあった貯金は10に減った。3戦目こそ、難敵ソフトバンクに意地を見せたい。

 試合後の会見場に鯉将の姿はなかった。交流戦まさかの2カード連続負け越し。フラストレーションのたまる展開に緒方監督が今季2度目の会見拒否だ。松本球団広報が1人で現れ「また明日切り替えてやるだけです」とコメントを代読した。

 セ・リーグ首位快走中のカープがまさかの3連敗を喫した。交流戦は2カード連続負け越し。ソフトバンク戦は昨秋の日本シリーズから6連敗。交流戦に入り、チームに異変が起こっている。

 この日の先発・ジョンソンは序盤からイライラを隠せず。小刻みに失点を重ね、2-2の五回に自滅した。先頭の1番真砂のボテボテの打球を処理後、一塁へ悪送球。1死二塁にピンチを広げ、3番内川に左翼線へ決勝二塁打を浴びた。さらに松田宣の中犠飛で、4点目を献上。5回8安打4失点でKOされ、4月28日ヤクルト戦以来の4敗目を喫した。

 「ボール自体は良かったと思う。いろいろな要因がある。アンパイアのコール、守備の乱れがあったところで、流れを引き寄せられなかった。ただこれも野球の一つです」

 頼みの打線も令和のサブマリン・高橋礼を打ち崩せなかった。三回は菊池涼の犠飛、四回は安部の適時打で同点に追いついたが、前夜の剛腕千賀に続いて白星を献上。4打数無安打に終わった野間は「塁に出られなかったし、内容も良くなかった。パ・リーグには特徴的なピッチャーが多い。対応しないといけない」と唇をかんだ。

 “鷹アレルギー”は深刻だ。昨秋の日本シリーズは1勝1分けから4連敗で敗退。今年の交流戦も2連敗となり、交流戦通算58試合で17勝37敗4分けで勝率・293。目を覆いたくなる数字が並ぶが、東出打撃コーチは前向きに話した。

 「セ・リーグにいないタイプの投手と対戦できるチャンス。あの2人を打てないと日本一にはなれないわけだから。ああいう投手を打ち崩して、レベルを上げないといけない」

 今秋の日本シリーズも再戦の可能性は十分にある。ベテラン石原も「やるしかない。頑張ります」と気丈に話した。同一カード3連敗はゴメンだ。3戦目こそ、セ・リーグ王者の意地を見せたい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス