松山&中崎、大噴火 鹿児島凱旋!おいどんたちで鯉再浮上させっどー

 鹿児島県出身の広島・松山竜平外野手(33)と中崎翔太投手(26)が15日、“凱旋試合”での活躍を約束した。16日・巨人戦は地元鹿児島の平和リース球場で開催される。チームは球団史上初めて開幕から5カード連続で負け越し、借金7の最下位に沈む中、開幕から苦しんだ2人が故郷に錦を飾るプレーを披露し、巻き返しの原動力となる。

 愛する故郷・鹿児島から逆襲に転じる。ここ3試合無安打が続く松山だが、状態は悪くない。前日の試合前には室内練習場で入念に打撃フォームをチェック。自身初の凱旋試合へ「鹿児島でいいところを見せられたらいい」と大暴れを誓った。

 巨人の先発・山口と好相性を誇る。昨季は10打数4安打、打率・400、1本塁打、2打点。「フォークがやっかい。いい時は低めに決まる。左右に投げ分けてくる」と警戒しながらも「苦手意識はない」と言い切った。

 年明けに行った母校・鹿屋中央での自主トレから、この一戦を心待ちにしていた。「みんな絶対行くからと言ってくれていた。地元の人も盛り上がってくれている」。昨年6月9日・楽天戦(マツダ)では、後援会「竜平会」の人たちの前で則本昂から決勝2ランを放ち、試合後のお立ち台で「オレ、やったよ!」と絶叫した。

 今季は開幕から一塁守備の不安を露呈してしまい、最近は左翼でのスタメン出場が続く。打撃面でも打率・184は納得できるはずがない。4番・鈴木の後ろに控える5番打者として、本来の輝きを取り戻したい。

 中崎にとっても初の地元での一戦となる。高校から宮崎の日南学園に進学しため、平和リース球場(鴨池野球場)での試合経験はないというが、今年3月には地元・曽於(そお)市のPR大使に就任。「このタイミングで選んでいただいて早速試合があるので勝っていい結果を残したいです」と好投を約束した。

 不動の守護神も今季はここまで1セーブにとどまる。10日・ヤクルト戦(マツダ)ではイニングまたぎをした延長十回に守備のミスが重なり、悔しい2敗目を喫した。しかもその回、チームはまさかの12失点…。この夜を最後にマウンドから遠ざかっており、鹿児島から再スタートを切りたい。

 チームは球団史上初めて開幕から5カード連続で負け越し、借金7の最下位に沈む。逆転優勝から日本一に輝いた79年の最大借金は6だった。シーズン序盤とはいえ、デッドラインを越え、立て直しは急務だ。鹿児島での一戦は2000年5月28日に4-1で横浜を下して以来19年ぶり。薩摩隼人の2人が地元で意地を見せる。

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