新井「何とかしたかった」十二回、代打登場も凡退

延長12回、進塁打を放つ広島・新井貴浩=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
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 「日本シリーズ・第1戦、広島2-2ソフトバンク」(27日、マツダスタジアム)

 延長十二回の激闘の末、両軍譲らず引き分け。初戦での引き分けは86年の広島-西武以来、32年ぶり3度目となった。

 本拠地がため息に包まれた。十二回、1死一塁。代打・新井貴浩が登場し、大歓声が送られたが、右アンダースローの高橋礼の内角球に詰まり投ゴロ。2死二塁と続いたチャンスで田中広が三振に倒れて、試合が終わった。 新井は「何とかしたかったけど、いいところに投げられた。緊迫した初戦だった」と振り返り、チーム全体については「そういったなかでしっかり動けていた」とうなずいた。

 今シリーズが現役として最後の戦い。ベテランを胴上げしようと、ナインは団結している。新井は「引き分けを前向きに捉えて、明日に向けて準備したい」と顔を上げた。

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