誠也圧巻14発 右足大丈夫!先手必勝で日本一に号砲じゃ

 広島・鈴木誠也外野手(24)が15日、マツダスタジアムで練習を行い、CSファイナルSへの準備を整えた。グラウンドに姿を現したのは全体練習終了後だったが、フリー打撃では92スイング中14本の柵越えを披露。自身2年ぶりのCS出場で先手を奪い、G倒へ弾みをつける。

 鈴木のバットから、次々と快音が鳴り響いた。迎打撃コーチと相対した約30分のフリー打撃。バックスクリーンに一発を放った際には白い歯をのぞかせて右拳を握る一幕もあり、ラストは左翼スタンドへの豪快弾で締めた。「(ラストと言ってから)2発目ですけどね。試合は1発しかない」。本番へ向けて気持ちを高めた。

 決戦2日前となる本拠地での全体練習に姿を現さなかった主砲だが、高ヘッドコーチは「異常ない」と強調。昨年骨折した右くるぶしの経過観察などで病院に行っていたとみられ、グラウンドに姿を現したのは全体練習終了後。それでも92スイング中14発は圧巻だった。

 13、14日のシート打撃では11打数1安打8三振。前日の全体練習後には居残り特打も行っており、「打ちやすいフォームがあれば変える。シーズン中からいいとは思っていなかった」と、現在はバットをやや動かしながらスイングに入る打撃フォームでCSに入る筋道を模索する。

 昨年のCSファイナルSは故障欠場しており、自身2年ぶりの出場となる。16年のCSは12打数1安打1打点で、雪辱を果たす時は近づいている。相手も前日に巨人と決まったが「どっちが来ても一緒」ときっぱり。普段通りの姿勢で、戦いの舞台に上がる。

 先手必勝への意思も示す。勢いをつけて相手が乗り込んでくる中、「初戦を取らないと厳しいんじゃないか思う」と重要性を説く。巨人戦は今季打率・306、9本塁打、19打点と打ち込んでおり、さらに初戦先発が予想されるメルセデスとは5打数2安打2打点で、8月10日の対戦では先制V弾もマーク。4番のバットに期待せずにはいられない。

 34年ぶりの日本一への戦い。「雰囲気に早くなじめればと思う。のまれたら負け。早くその雰囲気に慣れればいいかなと思う」と背番号51。若き主砲が大舞台でも輝きを放ってみせる。

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