ジョンソンは6連勝 尻上がり5回2失点「良いサイクルだ」
「ヤクルト3-6広島」(31日、神宮球場)
尻上がりに調子を上げた。広島のクリス・ジョンソン投手(33)が97球を投げ5安打2失点。5回での交代には悔しさが募るものの、先発として最低限の仕事を果たした。「二回以降はしっかり修正して自分のリズムで投げることができた」と振り返った8勝目だ。
初回は3連打で失点。さらに2死二、三塁から川端の投手強襲の適時内野安打で2点目を失った。グラブに当てながらも捕球できなかっただけに、唇をかんで悔しさをあらわにした。
それでも二回以降は崩れない。2死から与えた四球で得点圏に走者を背負った五回も、最後は塩見を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。畝投手コーチは「初回は手探りだったけど、そのあとは粘り強く投げてくれた」と目尻を下げた。
上り調子で勝負の夏場を迎える。5月11日の阪神戦で白星を挙げて以降、これで6連勝。7月は4戦4勝だ。この日は球数が100球に迫ったために交代となったが、コンスタントに投球回を重ねている。カード初戦の火曜日を任されているだけに、中継ぎ陣の負担軽減の役割も果たそうとしている。
「野手が打ってくれて良いサイクルだ。(投打が)かみ合っていると思う」と助っ人左腕。見え始めたリーグ3連覇へ向けて左腕を振り続ける。



