奨成、早期1軍昇格へ増量計画 緒方監督「体の線細い」開幕2軍明言も

 広島のドラフト1位・中村奨成捕手(18)=広陵=が19日、緒方孝市監督(49)とともに横浜市内で行われた恒例の「セ・リーグファンミーティング2018」に出席した。じっくり育てるという球団方針により、開幕は2軍スタートとなるが、体重増を図り、早期の1軍昇格を目標に掲げた。

 新人で1番の大歓声を浴びて、中村奨は壇上に上がった。注目度はナンバーワン。「将来的にはカープの看板選手になって、日本一に貢献できるように。捕手として初のトリプルスリーを達成できるように頑張っていきたいです」。中村奨がマイクを握る度、鯉党から激励の声が飛んだ。

 この日、緒方監督は「打撃センスを感じるし、肩も強くて足も速い」と素材を絶賛しつつ、「まだ体の線が細い。まずはプロの体になること。2軍で一から基礎をコーチに教えてもらって、成長してほしい」と、開幕2軍スタートを明言した。

 体重増へ、既に中村奨はトレーニングと並行して食トレを継続中だ。現在は181センチ、80キロ。当面の目標は体重4キロ増。1日3食の食事に加えて、パンなどの間食を取るように心掛けているという。

 ファームの試合ではプロのスピード、キレを体感中だ。17日にはウエスタン・リーグ公式戦が開幕。プロ初ヒットを記録し、自慢の強肩で盗塁を阻止した。「バッティング、肩、走塁を平均的にレベルアップできるようにやっています」。今は無我夢中でルーキーイヤーを駆け抜けている。

 「高校の時は先を越された。プロの世界では同じスタートラインに立っているので、先に前に出られるようにやっていきたい」

 同世代の高卒ドラフト1位には日本ハム・清宮(早実)、ロッテ・安田(履正社)ら、注目選手がズラリ。一回り大きくなって、ライバルたちより先に、光り輝く舞台に立つ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス