美間、危機感持って日南入り 同期の誠也と一緒に開幕1軍へ
広島の21選手が24日、25日から行われる先乗り自主トレのため、宮崎県日南市内の宿舎に到着した。プロ6年目の美間優槻内野手(23)は3年ぶりの春季キャンプ1軍スタートに「危機感を持って」と開幕1軍、1軍定着を貪欲に狙う決意を示した。昨季途中から改良した打撃フォームは上々の仕上がりで、猛アピールを続けていく。
みなぎる闘志が、引き締まった表情に表れていた。3年ぶりの春季キャンプ1軍スタート。日南市内の宿舎に入った美間は「打撃でアピールしていくだけ。1軍定着が一番の目標」と意気込みを口にした。
3年前とは懸ける思いが違う。15年は開幕1軍だったが、出場はプロ初となった3月28日のヤクルト戦のみ。1軍出場はそれ以来、遠ざかっている。「まだ3年目というのもあったけど、今は6年目。危機感を持ってやってます」。巡ってきたチャンスを是が非でもつかみ取りたい。
このオフは打撃面に磨きを掛け「いい感じで来ている」と手応えを示す。昨季途中に「余分な動作があった」と、グリップの位置を顔付近から肩まで下げるフォームに改良。9月のウエスタンでは打率・490、5本塁打、11打点で月間MVPに輝いた。
改良時は西武・中村の映像を動画で見て参考にしたが、今は「自分の感覚で」と大野練習場での合同自主トレでも全体練習後に打撃マシンと向かい合ってきた。ライナー性の打球と長打の割合を増やしていくつもりだ。
本職の三塁は安部や西川らがひしめくが、「三塁が一番です」と争いに割って入る気持ちも強い。「左投手の時でもいいので、レギュラーで出たい」と美間。覚悟を持ち、勝負のシーズンを歩む。




