丸、5年連続全試合出る!!衣笠、浩二、山崎に続く球団史上4人目

 広島・丸佳浩外野手(28)が3日(日本時間4日)、13年5月20日のロッテ戦から継続中の連続試合出場に強いこだわりを示した。来季も全試合に出場すれば5年連続となり、球団史上4人目。今季は休日も体を動かし、初のMVPを獲得。来季も丸流ルーティンを継続し、リーグ3連覇を目指す。

 丸にとって、優勝旅行がつかの間の休息だ。家族との時間を楽しみ、この日はテレビ収録に参加。前日は仲間とゴルフを満喫し「楽しいです。プロに入ってから暖かいところでゴルフをするのは初体験。すごくやりやすかった」と振り返る。シーズン中に休まない男が「練習は無理ですよ。切羽詰まっているわけではない。帰ってからやろうと思う」と笑顔で言った。

 プロ10年目の今季、球界の顔へ成長を遂げた。4年連続で全試合に出場し、打率・308、23本塁打、92打点。最多安打、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得し、MVPにも輝いた。

 「なかなか取れるものじゃない」と重みをかみしめつつ「それは今年の話。来年はダメになっている可能性もある」と慢心は一切ない。「まだアピールする立場。結果を出さないといけない」とまで言い切った。

 13年5月20日のロッテ戦から、連続試合出場を継続中。来季も全試合出場で5年連続となれば、広島では衣笠祥雄、山本浩二、山崎隆造に続いて球団史上4人目。プロ11年目も毎日グラウンドに立つことが第一目標だ。

 「試合に出続けることは、僕にとって数少ない野球に対するこだわり。そこはモチベーション」

 来年4月に29歳となるが、ルーティンは継続する。「同じ動きでやることがある程度、生活のリズムになっている」。シーズン中はナイターなら試合開始の8時間前に球場入りし、試合がない休日もマツダスタジアムで汗を流す。「体を休めるという感覚は僕にはない。動けるうちは動こうというスタンス」と自らの考え方を示した。

 来季にはカウントダウンも始まる。通算1000安打まで残り53本。「モチベーションになる。早くクリアできればチームに貢献できる。狙うわけではないが、早いうちに達成できれば」と早期達成への意欲を隠さない。節目の数字も通過点。鯉の鉄人は休まず、さらなる高みを目指す。

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