広島・高橋昂 快投6回2失点 新人コンビ・坂倉と「日本一」呼んだ!
「ファーム日本選手権、巨人2-5広島」(7日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)
先発の大役を任された高卒新人の左腕・高橋昂也投手(19)が期待に応える好投を見せた。三回まではパーフェクト投球。四回、山本に適時二塁打を許し、六回には岡本にソロを浴びたが、6回2失点。七回に味方打線が逆転して勝利投手となり、優秀選手にも選出された。
「野手の皆さんに点を取ってもらって、助けていただいた勝利です」。勝ち越し弾と好リードの坂倉にも「同期とは思えない風格がある。自分は引っ張られてついていくだけ」と感謝しきりだった。
花咲徳咲での高校時代は作新学院・今井(西武)、履正社・寺島(ヤクルト)、横浜・藤平(楽天)と共に「BIG4」として高い評価を受け、昨秋のドラフト2位で入団。背番号はかつての広島の左腕エース、川口和久が付けていた「34」をもらった。2軍ではシーズン後半から先発ローテの一角を任され、2勝0敗、防御率1・29の成績を残した。
「制球など、まだまだ安定感がない。今季の経験を糧に、来年は1軍で投げられるように頑張りたい」。2軍とはいえ、手にした「日本一」の称号を自信に変えて、期待の左腕はさらなる飛躍を目指す。