退団の石井打撃コーチらが会見「一番の理由は家族」

 退団を決めて会見する石井コーチ
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 広島は5日、石井琢朗打撃コーチと河田雄祐外野守備走塁コーチの今季限りでの退団を発表した。この日、マツダスタジアムで全体練習が行われ、練習後に会見が開かれた。

 ◆石井コーチ◆

 -決断の要因は。

 「一番の理由は家族。家族が東京にいるので、これは今に始まった話ではなく、僕的には分岐点、分岐点でカープの選手を引退するときもそういう思いはありました。その都度、家族から戻ってきてほしいというのはありましたけど、僕もそういう気持ちがありながら、カープというチームに未練があった。ずっと選手時代からこのチームは絶対に強くなるという思いがあったので、その過程に少しでも携わっていたいという自分がいたので多少、家族に我慢してもらい、わがままを聞いてもらっていました」

 -広島在籍は9年だった。

 「コーチとしての仕事を振り返ると、本当に勉強させてもらった。選手と共に成長できたというか、逆に選手に育ててもらった。この2年間は選手に良い思いをさせてもらって、本当にありがとうという気持ちでいっぱい。打撃コーチとしては、すごく凝縮された2年間。まだまだやりたいことや、見ていきたい選手はいるけど、迎とか東出とかしっかりとしたコーチがいるので、そこに託したい」

 -やり残したことは。

 「現役のときもそうなんですけど、悔いなしに終わっていくことは、人生が終わるまでないと思っている。そういう意味では日本一になること、それが一番やり残したこと」

 ◆河田コーチ

-充実した2年だったか。

 「守備と走塁で、監督とヘッドコーチといろいろな話し合いをしながらやらせていただきましたけど、だいたいは僕の意見を通していただいた。僕のペースでやらせていただいた中で、選手たちが話をよく聞いて実行してくれた結果が、2連覇という最高の結果になりました」

 -やり残したことは。

 「100%と言ったらうそかもしれないけど、僕が言いたいことは、ほぼ伝えたつもり。コーチよりも選手たちが一番しっかりしていて、野球を純粋に好きな選手、常に一生懸命やる選手たちが多い。来年、再来年、まだまだカープの盤石な年というのは続くと思う。僕はカープOBとして、そして2年間カープに携わらせていただいたので、特別な思いがある。これからもずっと特別な目で見ると思う」

 -まだCSが残っている。

 「クライマックスを勝たないと日本シリーズはない。僕は今まで通り走ってくれと、監督、ヘッドコーチと話し合いながら指示を出すだけ。その今まで通りを継続するのが難しいところでもあり、短期決戦なのでプレッシャーがかかる。当たり前のことが、当たり前にできていないと難しい試合になってくるので、そこがちゃんとできるように選手たちに指導していきたい」

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