ジョンソン快投締めじゃ!「重要な試合」でエースが存在感示す
広島のクリス・ジョンソン投手(32)が29日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加し、30日に先発するDeNA戦(横浜)に向けて闘志を燃やした。CSでの先発枠入りは決定的だが、内容や結果次第では登板順が下がる可能性がある。一発快投でエースとしての存在感を示す構えだ。
普段なら登板前日に報道陣の質問に応じないジョンソンが思いを口にした。30日のDeNA戦はレギュラーシーズン最後のマウンドとなる。「CSを見据えても重要な試合だ。自分の投球を心掛けたい。気を引き締めて臨む」と力を込めた。
不完全燃焼のままシーズンを終える訳にはいかない。開幕直後の体調不良に始まり、左太ももの故障など、今季は出場選手登録を3度抹消された。投手陣の柱として期待されながら、わずか12試合の登板で6勝3敗。エースとしての立場が揺らいでいる。
CSの先発ローテは野村、薮田、ジョンソンが決定的。残り2枠を大瀬良、岡田、中村祐らで争う。登板順について、畝投手コーチは「今年の実績を考慮する。あとはコンディション」と説明。左腕には「良い投球を見せてほしい」とエールを送る。最終登板に自身の今後が左右されるだけに、ジョンソンが燃えないはずがない。
20日に登録抹消され、体幹トレやランニングなどで状態を整えてきた。あとは自分の投球をするだけだ。
「チームにとっても重要な試合になる。しっかりと修正しながら投げていきたい」。2連勝すれば2年連続で5球団全てに勝ち越す“完全優勝”を達成する。今後に弾みをつけるためにも負けられない。





