最強の1、2番田中&菊池、鉄壁ニ遊間で連覇貢献 田中2年連続“V打球”処理

 「阪神2-3広島」(18日、甲子園球場)

 広島の不動の1、2番コンビの笑顔がはじけた。リードオフマンとして打線をけん引した田中広輔内野手、勝負強い打撃と球界屈指の守備力でチームを支えた菊池涼介内野手。この2人なくして連覇はなかった。

 優勝を決めたこの日も“コンビ”で魅せた。まずは初回、四球で出塁した田中が先制のホームイン。同点で迎えた八回には菊池が先頭打者で四球を選び、バティスタの適時打で決勝のホームを踏んだ。守備では互いにポジショニングを確認し合った。最後は昨年に続き田中が最後の打球を捕球してVを決め、「今年は飛んで来ないと思ったけど、2年連続で処理できてうれしい」と汗を滴らせた。

 菊池の帽子の裏には大きく「38」と書かれている。胃がんからの復活を目指す赤松の背番号だ。「キク(菊池)が一番多く連絡をしてきてくれた」と明かした赤松。闘病生活を送る先輩を気遣い、菊池は頻繁に電話を鳴らした。

 今季の菊池は万全ではなかった。5月5日の阪神戦でコンディション不良でスタメンから外れた。その後もベンチスタートや、試合後半で交代したこともあった。それでも出場すれば、守備でスーパープレーを連発。「頼りになりますし、引っ張られながら守備をしている」と自分のことを話してくれる田中を相棒に鉄壁の二遊間を形成した。

 リーグ連覇は通過点にすぎない。「優勝しただけで、その先のCSや日本一に向けて(調子を)上げていきたい」と菊池。まだ先にある喜びをつかむため、2人が中心に居続ける。

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