野間の足技、劇勝呼んだ!七回代走で二盗&九回内野安打

 7回、安部の適時打で勝ち越しの生還を果たし、笑顔でナインとタッチを交わす二走・野間
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 「広島8-7阪神」(5日、マツダスタジアム)

 しびれる場面で存在感が光った。5-5の七回2死一塁。代走で出場した広島・野間が、二盗を決める。「そういうことを求められているので」。安部の右前適時打で一時、勝ち越しの生還。緒方監督が目指す、機動力野球を体現した瞬間だった。

 マウンドには左腕・高橋がいた。2球目でスタートを切ると、一気にトップスピードに乗り足から滑り込んだ。警戒されながら、それをかいくぐって決めた盗塁。球場の雰囲気を変え、チームに新たな勢いをもたらした。

 自らの出番に備え、入念な準備を欠かさない。この日は六回表からベンチ裏でダッシュなどを行い、体を温めた。「1年目に、アカさんにアドバイスをもらいました。準備が大事だと」。ロッカーでは、相手投手の映像を見ながらイメージも膨らませる。1プレーに全力を傾ける赤松を最高の手本とし、吸収してきた。

 九回には遊撃内野安打を放ち安部のサヨナラ弾を呼びこんだ。前日4日には、右足首の手術を受け入院中の鈴木を見舞い「ヒットを打ってと言われた」という。1安打1盗塁で、マジック再点灯に大きく貢献する活躍だ。

 「まだ試合が残っている。一戦一戦をしっかり戦っていきたい」と最後は手綱を締めた。歓喜のときへ、全力で突き進む。

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