中村祐、熱投100球!自己最多7回3失点 緒方監督「球に力あった」
「DeNA5-4広島」(24日、横浜スタジアム)
予期せぬ3試合連続サヨナラ負けにも前を向いた。崩れそうで崩れなかった広島・中村祐。100球で自己最長の7回を投げ抜いたが、DeNA打線の勢いを止めることはできなかった。
「(チームが2試合)終盤にやられているので六回、七回の一発で球場全体の雰囲気をそう(逆転されるように)してしまった。一発はどうすることもできないのですが、昨日打っているロペスに打たれてはいけなかった」
グラウンドから出てくると、開口一番に反省の言葉を口にした。4-1の六回2死からロペスに左翼席へソロを被弾。まだ2点差だったが、敵地は押せ押せムードになった。七回に浴びた梶谷のアーチで1点差まで迫られた。これで流れは完全に相手へと傾いた。
今季は試合前まで9試合に登板し、最長イニングは6回だった。「中継ぎの方には負担を掛けてしまっている。先発が踏ん張らないといけない」。これまでの借りを返そうと、テンポの良い投球で回を積み重ねていった。
6安打3失点で最後までリードを許さなかった右腕。緒方監督は「いい投球をしてくれた。球に力があった」と評価した。
ここからが踏ん張りどころだ。まだまだ成長過程の21歳は反省を力に変え、雪辱のマウンドに上がる。





