ジョンソン、来日最短2回1/3KO 背信6失点「最悪なピッチングしてしまった」

 「広島5-8中日」(21日、マツダスタジアム)

 試合後、ジョンソンはクラブハウス手前で立ち止まり、自ら切り出した。後半戦の本拠地最初の試合でまさかの来日最短KO。淡々とした口調に悔しさがにじんだ。

 「今日はいい試合の入り方ができたが、2イニング目、自分でも何が起こったか分からない、最悪なピッチングをしてしまった。反省して次の登板までにしっかり修正したい」

 滑り出しは快調だった。初回、3人の打者全員からファーストストライクを奪い圧倒。だが二回に暗転した。3四死球と制球を乱すと、2死満塁から投手のバルデスに左中間へ3点二塁打を浴びた。さらに三回にもビシエドに痛恨の3ランを被弾。続く松井佑に四球を与えたところでベンチからタオルが投げられた。結果は2回1/3、5安打6失点だった。

 前回7月12日・DeNA戦は8回1失点。「自分らしいピッチングができた。この感覚を忘れないようにしたい」と納得顔で復活を告げていたが…。後半戦のキーマンに指名していた緒方監督もさすがに渋い顔で言った。

 「投手陣では名指しで(野村)祐輔としっかり投げてほしいと期待していた。今日の結果と内容は残念。次、取り返してくれるように期待している」

 開幕直後の咽頭炎から始まり、今季はピリッとしない。好不調の波を消し、次回こそ信頼回復につなげたい。

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