ジョンソン1軍へ前進!シート打撃55球好感触、今週末にも実戦復帰

 体調不良で長期離脱中の広島クリス・ジョンソン投手(32)が16日、マツダスタジアムでシート打撃に登板した。小窪、堂林、天谷と対戦。打者のべ13人に対して55球を投げ、安打性3本、2四球、1奪三振。最速142キロだった。交流戦での1軍復帰がメドとなるがジョンソンは慎重な姿勢。100%の状態で1軍マウンドに立ちたい考えを示した。

 緒方監督、畝投手コーチら、1軍首脳陣が見守る中、ジョンソンが本拠地のマウンドに立った。3月31日・開幕戦以来となる打者との真剣勝負。自身のコンディション、バッターの反応を確かめながら、計55球を投じた。

 「感触は良かった。打者を立たせて投げられたのはいいこと。内容はまだまだ。体調も開幕当初と比べたらまだまだ。これから力強さを増していきたい」

 3本の安打性を打たれ、制球にばらつきはあったが、ツーシームやカットボールで打者を詰まらせるシーンもあった。3イニングを想定し、5分間のインターバルでは捕手・白浜や畝投手コーチらと意見交換。畝投手コーチは「悪い球といい球がまだはっきりしているところがあった。いい角度で入ってくる球もあった」と評価した。

 体調次第では今週末にも実戦復帰する可能性があり、2軍戦で3イニングを投げる予定だ。1軍復帰のメドは交流戦。ただ、ジョンソン本人は「早く1軍に戻るのは目標だけど、急いで帰ろうとは思わない。ベストの状態を1軍で示さないといけない」と自覚を示した。3年契約の1年目。咽頭炎のため4月5日に登録抹消され「精神的にもきつい状態」だったという。我慢の時間を乗り越えたエースが、1軍復帰へまた一歩前進した。

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