「広島１１－２巨人」（１３日、マツダスタジアム）

　２カード連続負け越し中と苦しむ現状打破への思いをバットに乗せた。チャンスを得点に結びつけるのが４番の仕事。広島・鈴木が先制点をたたき出した。

　「追い込まれていたので、何とか食らいついていこうと思った。（マイコラスは）カーブに落差があり、それが頭にあったから反応できたと思います」

　初回、１死一、二塁。カウント２－２からの５球目。外角直球に体勢を崩されながらも、しぶとく中前へ先制適時打。若鯉の一打に打線が奮起。終わってみれば、１３安打１１得点の快勝となった。

　「去年は去年として考えている。今年は攻め方も変わってきているので」。高い対応力を生かし、チームを勝利に導く安打を狙っていく。