大瀬良粘投も…遠い今季初勝利 7回3失点、気迫の投球実らず

 「広島3-5DeNA」(20日、マツダスタジアム)

 今季1勝目が遠い。3試合目のマウンドに上がった広島・大瀬良大地投手(25)は、7回を5安打3失点(自責点1)と粘投したが、白星はつかみ切れなかった。

 「序盤は変化球の精度が悪く苦しみましたが、回を追うごとに良くなっていったので、何とか粘り強く投げられたかなと」

 最速148キロの直球を軸にカット、フォークなどを交ぜながらDeNA打線に真っ向勝負を挑んだ。初回は三者凡退に抑えたが、二回に筒香とロペスに連打を浴び、無死一、三塁から倉本の遊ゴロの間に1失点。その後は後続を抑え、最少失点で切り抜けた。

 「七回のピッチング内容をしっかりと自分の中で反省して、次に生かしていきたい」

 課題としたのは七回だ。味方の失策と安打で2死一、二塁とし、9番・井納を迎えた。高めに浮いた球にバットが当たり、打球は一塁後方へポトリ。1点を追加された。

 前回の13日・巨人戦は7回5失点(自責点4)だった。緒方監督は「前回から修正して、しっかり投げてくれた。(七回に)投手に打たれたところは反省。もったいない」と苦言を呈しながらも「いい投球内容だったし、早く1勝目を挙げられたらいい」と次回登板に期待を寄せた。

 次は27日・巨人戦(マツダ)に先発予定。満足できる投球でチームと自身に白星を運びたい。

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