新井、全員野球見せる!!放送席の黒田氏、鯉党に…
プロ野球は31日、セ・パ両リーグが同時に開幕する。セ・リーグ連覇、33年ぶりの日本一を目指す広島は30日、マツダスタジアムで前日練習を行い、新井貴浩内野手(40)はチーム一丸となって戦っていくと宣言。精神的支柱だった黒田博樹氏(42)が引退した穴を全員で埋め、阪神との開幕戦白星を放送席のレジェンドや鯉党に届ける意気込みを示した。
ついに迎えるオープニングゲーム。新井の表情は一段と引き締まっていた。143分の1の試合ではない。「開幕戦は何年たっても独特の雰囲気がある。自分の力を発揮できるようにしたい」。集中力を研ぎ澄まし、結果を求める。
「個人的には元気でやっていますという姿を見せたい。黒田さんの穴は一人では埋められないので、みんなで少しずつ力を合わせて埋めていく。それだけ存在が大きかった」
リーグ連覇、そして33年ぶりの日本一を目指す今シーズンに、昨季までの精神的支柱はいない。周囲の不安を払しょくするためにも、開幕戦は重要な一戦だ。
地元テレビ局の中継にゲスト出演するため、黒田氏はマツダスタジアムを訪れる。引退後、本拠地で試合を見るのは18日・ソフトバンクとのオープン戦以来だ。大先輩に勇姿を届ける。
40歳で迎えるシーズン初戦は「4番・一塁」での出場が濃厚。4番で開幕を迎えるのは阪神時代の12年以来5年ぶり、広島では07年以来10年ぶりとなる。「何番でもやることは一緒。走者をかえすことが仕事なので、(走者が)いなければヒットやフォアボールで塁に出る」と力を込めた。
相手先発はメッセンジャー。昨季の対戦成績は4打数2安打の打率・500。「いい投手だし、簡単には崩れない。つないで足を絡めながら隙があったら前の塁を狙う。持ち味の機動力を絡めていきたい」。チームで一丸となり好投手を攻略する考えだ。
技術面の対策も十分に行った。この日の練習では、高さ約40センチの台の上に設置されたバント練習用のカーブマシンと対峙(たいじ)。フリー打撃では山なりのボールを打ち込んだ。「(長身のメッセンジャーは)カーブの落差があるので、それの対策。いい準備をするための練習をした」と説明した。
「チャンピオンチームだけど、挑戦者の気持ちを持って、チーム一丸となって前へ前へ進んでいきたい」。一戦必勝。プロ19年目で日本一の経験はまだない。初の頂点に向けての戦いが幕を開ける。


