下水流“左殺し”の座は譲らない 出番増へ…広角打法で進化する

 広島の下水流昂外野手(28)が14日、マツダスタジアムで自主トレし、今季も左キラーとして1軍定着を目指すと誓った。昨季の対左投手は打率・300。確固たる働き場所を見つけ、リーグ連覇に貢献する。

 地に足を着ける。「左投手を打たないと僕にはチャンスがない。持ち場で仕事を果たしていく」と言い切った。レギュラーを目指す過程で、まずは自らの地位を固める意気込みだ。

 2年連続で結果を出すために取り組んでいるのが、広角に打ち分ける技術の習得だ。シーズン後半は、配球に大きな変化があった。得意としていた内角へのスライダーが減る一方で、内角への直球や外角に沈む変化球が増えたという。

 対戦回数が増え、他球団がさらに研究してくることが予想される。この日のマシン打撃では、徹底的に右方向を意識してスイング。「打率がもっと残せれば、チームから使いやすい選手になれる」とテーマに沿って取り組んだ。

 敗れはしたものの、日本シリーズの大舞台も経験。今後のプロ野球人生を見据え、今季が重要なシーズンになると自覚する。「毎年大事だけど、今年は特に大事。何とかチームの力になって日本一になりたい」。力を込めて前を見つめた。

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