下水流が一塁猛特訓!首脳陣に新ポジション挑戦直訴

 広島・下水流昂外野手(28)が11日、天福球場で行われた日南秋季キャンプで一塁の守備練習に取り組んだ。この日は早出練習で高ヘッドコーチのノックを受けた。出場機会を増やすために、今秋から一塁に挑戦中。勝負の5年目へ、実りの秋にする。

 自ら首脳陣に申し出た。「一塁をやらせてください」。日本シリーズ後、下水流は新たな挑戦を決めた。複数のポジションを守ることができれば、出場機会は増える。外野のグラブに加えて、ファーストミットを持つ日々が始まった。

 9時から始まったこの日の早出練習。小窪にもらったグラブを手に1人、高ヘッドコーチのノックを受けた。一塁を守るのは、横浜高校2年以来だ。正面、そして左右へのゴロ。慣れない打球に懸命に飛びついた。全体練習での投内連係にも参加し、サインプレーを確認した。

 4年目の今季は、自己最多の48試合に出場。だが左翼の定位置を奪うまでには至らなかった。シーズンを戦う中で強さを増していったのが「試合に出たい」という気持ち。打力を磨いて外野で勝負する選択肢もあった。それでも「守れる場所が多ければ自分にとってもプラス」と心を決めた。

 「すぐにうまくなることはない。続けることが大事だと思う。一つ一つを覚えていきたい」。汗をぬぐいながら言葉を紡いだ。今秋は堂林が一塁と外野、安部が外野に再挑戦中だ。来季に向けた戦いの号砲は、すでに鳴らされている。1軍定着という目標を果たすために、必死に白球を追う。

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