緒方監督、日本S進出王手も「しっかりと戦うだけ」

ヒーローインタビューを終え、ファンとタッチを交わす広島・丸 佳浩=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
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 「セCSファイナルS・第2戦、広島3-0DeNA」(13日、マツダスタジアム)

 広島が2試合連続完封で連勝し、アドバンテージ1勝を含めて3勝として、CSファイナルS突破、日本シリーズ進出に王手をかけた。緒方監督は「またあした、しっかりと戦うだけです」と気を引き締めた。

 初回、田中の二塁打から、丸が2試合連続となる先制打。三回も田中の四球出塁後、菊池の犠打、丸の中犠飛で追加点を奪った。攻撃で同級生トリオの「タナキクマル」が躍動すると、投げても同級生の野村が奮闘。練習試合で首に打球受けた影響を感じさせず、6回3安打無失点の好投を見せた。

 緒方監督は「きょうも投手陣でしょう。祐輔(野村)にしてもリリーフ陣にしても、相手打線をゼロに抑えてくれてね。これ以上ない試合運びだった」と褒めた。七回以降は今村、ジャクソン、中崎と、勝利の方程式で無失点リレー。守護神中崎もシーズンで痛めていた右腰の不安を、全く感じさせない投球だった。

 攻撃では2点リード八回に、田中がダメ押しのソロ本塁打。CS成績は4試合の出場で、7打数6安打1本塁打、2打点。打率・857と驚異の数字を残す。指揮官も「打つ方は1、2、3番。広輔(田中)が昨日から先頭で出塁してくれてね。特に3点目。あれが大きかった。一気に勝ちを引き寄せる攻撃だった」と続けた。

 2007年のCS制度導入後、2試合連続の完封勝利は10年の中日、15年のヤクルトに続いて3球団目。緒方監督が掲げてきた「投手を中心とした守り勝つ野球」を象徴する試合となった。これで日本シリーズ進出に王手をかけたが、緒方監督は「それはね。またあした、しっかりと戦うだけです」とし、早くも次戦に向けて気を引き締めた。

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