広島、優勝後も強い!今季43度目逆転勝利 野間は今季初猛打賞

9回、ソロを放った広島 エクトル・ルナ(5)を迎える広島ナインと喜ぶ広島ファン=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神4-6広島」(14日、甲子園球場)

 広島が今季43度目の逆転勝利で、連勝を飾った。阪神戦はこれで18勝6敗。リーグ優勝を決めたチームの勝負強さを随所に見せた。

 エルドレッド、ルナの両助っ人を外し、4番には藤浪対策として松山を起用。最年長が30歳の松山と、若手中心のオーダーで戦った。初回に不安定な立ち上がりを攻めて2点を先制。六回には丸が二盗を決め、鈴木の右前適時打で加点した。

 先発の藪田は6回4安打1失点と好投。七回に2失策などが絡み、逆転を許したが続く八回に再逆転。2度目のスタメンとなった野間が、今季初の猛打賞で勝利に貢献した。九回に代打出場したルナも、7月23日の阪神戦(甲子園)以来、約2カ月ぶりの4号ソロで意地を見せた。

 野間は「なんとか必死に後ろにつなぐことを考えた」と謙虚に語った。敵地にもかかわらず赤い広島のユニホームを着たファンが多く詰めかけていることに、「優勝した後で真っ赤に染まっているので、僕たちも力をもらっていますし、中途半端なプレーもできない。残り試合ありますけど、必死に頑張っていきます」と感謝した。

 優勝決定後もチームの勢いが衰えていない理由を「優勝が決まってからも今までやってきたことを、しっかりやっていこうというのを徹底できている」と分析した野間は、「ここでしっかりアピールして、クライマックスシリーズにメンバーに呼んでもらえるようにアピールしたいです」と誓った。

 八回を一岡、九回を中崎が抑えてチームは84勝目。中崎は34セーブ目となった。シーズンは残り9試合。1カ月後に待つCSファイナルに向けて、若手選手のサバイバルレースは続く。

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