広島・薮田スクランブル登板で好投「中継ぎのつもりで投げた」

M11のボードを掲げるファンらと歓喜のタッチを交わす広島・薮田和樹=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
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 「広島3-0DeNA」(31日、マツダスタジアム)

 広島は緊急登板した薮田和樹投手が6回2安打無失点と好投し、連勝を飾った。2位・巨人がヤクルトに敗れたため広島の優勝マジックは「10」となった。最短Vは9月7日。

 この試合、先発予定は福井だったが、登板前に首痛を訴えて急きょ出番が来た。2015年8月14日のDeNA戦(マツダ)以来、383日ぶりの先発マウンドに立った薮田は最速151キロの直球を軸に黙々と投げ込み、DeNA打線をねじ伏せた。あとを受けた今村、ジャクソン、中崎が無失点でつなぎ、完封リレーを完成させた。

 “代役”の務めを果たした薮田は「イニングを考えず、中継ぎのつもりで投げた。結果、6イニング投げることができて良かった」と納得の表情。「やっと自分の仕事というか、戦力になれたかなと思います」と勝利をかみしめた。

 打線は初回に2得点。六回に鈴木が22号ソロを放った。

 DeNAは今季12回目の完封負け。今季初登板の三嶋が6回7安打3失点で敗戦投手となった。

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