キクマル“お膳立て打”守護神撃ち

 「交流戦、広島4-3オリックス」(18日、マツダスタジアム)

 諦めムードはスタンドにも広島ナインにもなかった。1-3で迎えた九回。サヨナラ勝ちのお膳立てをしたのは、菊池、丸の“キクマルコンビ”だ。

 「つなぐ意識しかなかった。それだけを考えて打席に入りました」と先頭の菊池。平野が投じた2球目、真ん中150キロ直球をはね返した。一、二塁間を破る右前打。望みをつないだ。

 続く丸も外角の150キロ直球を逆らわずに左前へ運び、自身13試合連続となる安打でチャンスを広げた。「点差が複数に開いていたので、塁に出ることだけを考えていました」。相手守護神の出鼻をくじく連続安打。劇的勝利を演出した。

 ルナ凡退の後、1死一、三塁から鈴木の2戦連続となる一発で試合に終止符を打った。菊池は「誠也が一振りで決めてくれた」と後輩の奮闘を称え、丸も「今日みたいに粘ることができれば、ああいう結果に結びつく」と手応えをにじませた。

 交流戦10勝6敗。好調なチームをけん引する背番号9は「チームの雰囲気もいいですし、本当にいい感じです。明日の試合では、こういう攻撃を初めからできるようにしないといけない」と気を引き締めた。最高の形で交流戦の最終戦を締めくくる。

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