オリックス・ロメロ、30日強行復帰 福良監督いきなり4番・DH示唆

 左膝大腿(だいたい)骨の骨挫傷で離脱中のオリックスのステフェン・ロメロ外野手(28)が30日のヤクルト戦(京セラ)から復帰することが29日、分かった。

 福良淳一監督(56)は「練習に参加させます。早出で打たせたり、走らせたりして状態を見る。代打から?交流戦は京セラからDHもあるからね」と、いきなり『4番・指名打者』での先発出場を示唆した。

 指揮官の我慢も限界を超えていた。4月25日に4番が登録抹消されて以降、チームは8勝21敗と勝てなくなった。この間の総得点は69点。1試合平均2・38と打線の低調がその大きな要因だった。

 「投手陣は頑張っている。もうちょっと点が取れたら」

 ロメロはすでに屋外フリー打撃を再開しており、指揮官は26日・ロッテ戦からの復帰を打診したがスライディングなどに不安があるということで見送られた。チームは9連敗でなんとか止めたが、打力不足は否めない。そこで「打つだけでもいい」と助っ人の復帰を強行。起爆剤にするつもりだ。

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