黒田は6回2失点、日米198勝ならず

6回を2失点と粘投するも、勝ち星に恵まれなかった黒田
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 「DeNA-広島」(27日、横浜スタジアム)

 5勝目を狙った広島・黒田博樹投手(41)が、6回を投げて8安打2失点。124球を要すなど、1点のリードを許して降板した。

 初回、1死から石川に左翼フェンス直撃二塁打を浴びると、2死二塁から筒香の右前適時打で先制点を許した。いずれも細かい制球が定まらず、決め球のスライダー、スプリットが高めに浮いたところを痛打された。

 二回以降は毎回走者を出しながら、ホームは踏ませぬ投球。序盤からファウルで粘られると、パワーピッチングに切り替えるなどした。ツーシームなど速球系を中心に、今季最速の150キロを記録。だが同点の五回、先頭の井納にストレートの四球を与えると、石川の右前打で1死一、三塁から乙坂の二ゴロで、併殺崩れの間に1点のリードを許した。

 現在、チームは4連勝中。好調打線もDeNA井納の前に、なかなか得点を重ねることができなかった。登板前には「球場がどこであっても勝たないといけない。目の前の登板を完全燃焼していく」と話していた通り、気迫を込めた投球を続けたが、日米通算198個目の勝利は、次回以降にお預けとなった。

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