緒方監督、ドローにも選手の執念称える

 「中日3-3広島」(15日、ナゴヤドーム)

 広島が今季最長4時間41分の死闘の末、延長十二回引き分けに終わった。

 広島が同点で迎えた九回、1死一、二塁で田中が一、二塁間を破る右前打を放った。二走安部が本塁に生還し、球審が一度はセーフのジャッジ。勝ち越したかに思われたがビデオ検証の結果、判定が覆ってアウトとなった。勝ち越しならず“幻の1点”に泣いたが、今村、ジャクソン、江草、中崎、小野と中継ぎ投手は無失点リレー。

 延長十二回は1死一、二塁の得点機をつくった。松山、代打・新井が凡退に終わった。最後はあと1本がでなかったが、緒方監督は「勝ち切れなかったのは悔しいけど、収穫も多かった」と振り返る。「恭平(中村)が先発の仕事をしっかり果たした。中崎が今季初のイニングまたぎで抑え、淳平(小野)が十二回のしびれる場面で自分の投球をしくてれた姿は、すごく頼もしく映った」と評価した。

 延長戦はこれで3勝3敗1分け。ゲーム差なしの3位は変わらない。黒田、福井、横山と、開幕ローテ3人が抜ける非常事態で戸田、岡田、中村恭と若手投手が試合をつくった。「気持ち、執念を見せてくれた。悔しいけど、選手はよく頑張ってくれた」と指揮官。仕切り直して17日から、本拠地に戻ってヤクルトと3連戦を迎える。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス