安部の本塁突入、ビデオ検証でアウトに

 「中日-広島」(15日、ナゴヤドーム)

 本塁クロスプレーで、ビデオ検証の結果、判定が覆るシーンがあった。

 3-3で迎えた広島の攻撃。マウンドには開幕から登板22試合、無失点投球を続けてきた中日3番手・田島。1死一、二塁で打席に立った田中は、ファウルで粘ってフルカウントから8球目、外角のスライダーを打ち返すと、打球は一、二塁間を抜けた。二走・安部がホームを突いた。

 右翼・平田からの送球はやや一塁方向にそれ、捕球した捕手・桂はミットを伸ばして、左手で滑り込んだ安部にタッチ。吉本球審は右手を横に広げてセーフの判定。中日・谷繁監督がベンチを飛び出して抗議。すぐさまビデオ検証が行われた。

 審議の途中には「ただいまリプレー映像を、慎重に確認しています」と、アナウンスされるなど約5分の協議の結果、判定はアウトに覆り、試合は2死一、二塁で再開された。田島は菊池を空振り三振に仕留めて、無失点で切り抜けた。

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