登録抹消の黒田、最短10日での復帰へ
広島の黒田博樹投手(41)が8日、「頸(けい)部の神経根症」と「右肩痛」で出場選手登録を抹消された。患部の痛みは、開幕前から抱える慢性的なもの。今後は大事を取って一度、ローテーションを外れるが「感覚的には一回飛ばして、次の登板に向けて準備したい」と、最短復帰への強い覚悟を示した。
この日は室内で体を動かした後、屋外での全体練習にも参加。ウオーミングアップなどで体を動かし、その後は電気治療などを受けた。練習後、黒田は症状について「首に関してはずっと長く付き合ってきているので、想定の範囲内。いきなり出たわけじゃない」と説明。続けて「昨年もそうですが、右肩の状態もよくなかった。トレーナー、チームの判断。長いシーズン、先のことを考えて10日間空けて、次の登板にベストの状態に近づけられるように」とした。
今後については、最短10日の復帰を前提に、スケジュールを組んでいくという。「(抹消は)チームの方針なので。従うしかない。前向きに。せっかくの10日なので、大事に使いたい。僕にできることは10日間以降に、万全に近い状態で上がることです」と話した。